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2008年10月14日 (火)

シュタイナー教育 「思春期」

ようやく、先日受講したシュタイナーの講座のノートをまとめた。
あらためて、思春期、大人になるには、何が必要か考えさせられた。

特に、
思春期の子たちが「問い」を求め、
1.本質的に分かり合えるか
2.運命について
3.理想
これらについて真面目に思っているということが、解った。

私たち大人も、意見の違う人と本質的に分かり合いたいと思っているけど、
現実に直面し、無理だとあきらめたり、運命は乗り越えられず、
理想は追求できないと思っていたりしているのが現状ではないでしょうか?。

人間の成長に合わせたシュタイナー教育の深さに感動した勉強会でした。

まとめたノートは、長いです。
話し言葉を、まとめたので、
わかりにくい点もあるかと思いますが、
興味の在る方は、下記もお読みくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シュタイナー教育講座:10/2 in宮城県利府町
テーマ「思春期」

【思春期】

200年前の思春期は、1年半くらいだったけど、
現在は、11、12歳〜16、17歳くらいと、長くなっている。
子供時代を長く楽しく、思春期を短く乗り越える、
というのが本当はいい。

・思春期とは、心と体の成長がアンバランス。
・14,16,17歳の事件が多発。
・この時代はいろいろなことが起こっているので大変。

○そういう時代にある子供たちを、大人はどう支えたらよいか?
困難を乗り越えるために、子供にどのように働きかけたらよいか?

【前回の復習】

・7年ごとに細胞が変わり、魂の在り方も変わる。
そのときすべきことをすることが、豊かな人生を送れる。

●0歳〜7歳
・意志の力を育てる。
・この世界は「善」である。
・体を育てることができる。
 (戦時下の子供たちは、たとえ栄養が与えられていても
  社会が不安定なので、成長が悪い)
・「私は生まれてきて良かった!
  私はここで、安心して育ってよい!」

●7歳〜14歳
・感情を育てる
・感情は「美」のものにふれると育つ
・自分よりも人のためにと言う気持ちや
  あこがれの気持ちを持つ。
・11歳(5年生くらい)心と体が一番調和の取れた時代。
・12歳(6年生くらい)手足が伸び、バランスが崩れる。
・一日にいくつ美しいものを見せ、美しい言葉をかけ、
  美しい行いが出来たか。
・失敗してもゆっくりやればできる。
 失敗を見守り、必要なら「お母さんが手伝おうか」と提案してもOK。
・ののしる言葉や、急がす言葉は、心が育たない。
・知的に育っても、心が冷たい。
・物事の前後がわかるようになるのは、12歳くらいから
(歴史を学ぶのは5年生から)

【14歳〜21歳】

・頭、思考が育つ時期。
・抽象的なことや、因果関係がわかる。

●16歳4ヶ月
・思考が降りてくる
例)先生自身が、ほうれん草嫌いな息子さんに対して、
 ほうれん草を工夫して、毎回の食卓に出していたけど、
 なかなか好きにならなかった。
 高校一年の時、ほうれん草の栄養素を習って理解し
 ほうれん草を食べるようになった。

・「自分でやりなさい、自分で考えなさい」といい過ぎると、
 外側的に出来るようになる。
例)「挨拶しなさい」→挨拶=礼儀正しい
 (表面だけいい子ではなく、心から挨拶ができるか、
  真心が入っているかどうかが大切)

※内面を豊かにするにはどうしたらよいか??

【反抗期】自我の芽生え
・暴力的
・その行動の裏になにがあるのか?
(良いか悪いかは、子供でも判断できる)
「悪い」と言っても何の助け・救いにもならない、
 批判・判断いくらでもできる。

●2歳4ヶ月
●9歳4ヶ月
・本当にこの親が自分の親なのか?
・自分のものを持ちたい。
・自分のものがほしい
●14歳
・魂/細胞が入れ替わる一番の反抗期。
・自我が芽生える。

【14歳・男の子の場合】

・自分を閉ざし暴力的になる。
・「うぜえ、うるさい」「くそばばあ」(普通の子)
 (ある意味、親との関係が良ければ言える、
  言えない親子関係もある)
・ゲームばっかりで、部屋に閉じこもる
・親、試験前に気になり「勉強したの?」
 子「今やろうとしたのに・・・プンプン」
・「改装中、立ち入り禁止」の時期
・親の言うことを聞くとに対して、疑問を持つ
・親の言うことを聞くのは、子供である、ばかばかしいと思う。
・親と違うものを持ちたい。
・親にかっこいいところも、かっこわるいところも見せたくない。
・大きめの服を着て隠そうとする。

【14歳女の子の場合】

・自分を外に出す。
・自分を表現したい
・「私は私なの!!!」

【親の態度】

・ニタニタ笑いはだめ。
 (馬鹿にされていると思う、自分の背よりもプライドが高い)
・反抗期の子供をもつ親は、反抗期をユーモアで支える。
・カーっとなって怒鳴らない。
・行動だけを見ない
・裁かない。
・14歳の口の利き方が悪くても、子供が何を言おうとしているのか
 を考える。
・漫画を読んでても、ゲームをしてても、勉強してても
 子供の行動には、必ず大人に対して、メッセージがある。
・子供たちは親に言われたくない。自分で気がついている。

○反抗期の赤ちゃん→だっこ
○反抗期の子 →手を繋ぐ
○反抗期の思春期→そばに立って、一緒に歩く
        (批判・判断は上から、そうではなくて、そばに立つ)
※親は「ユーモア」で接する。
・私たち親は、子供から育てられる。

○子供「〜〜と思うんだ」
お母さんは△△と思うよ」 
子供「考えるよ」

※考えを試す時期
親が正義を振りかざすのではなく、試して、自分で考え、行動する。
たとえ、間違ってても。

例)工作
自分でさせ、口は出さない。
泣きそうになって、初めて「お母さん手伝おうか?」と提案する。
×「ほら、おかあさんの言ったとおりでしょ」
×「だめだ」等
言ってはいけない。
・子供の在り方、やり方をその通りに見る。
・大人は頭が堅いので、それ違うと言いたくなる。

○親は子供の踏み台、いずれ、親を踏み越えていく。
愛を持って、自由な世界に解き放す。

○発展をするのは、
普通の人と違うことをやる伝統からはずれる人がいるから。

【今の社会問題・子供の事件】

○なぜ、そういうことをしてしまったか?
・今の社会は、生きにくいというメッセージを送っている。
・本当は、何か知りたかった、求めるものがあった。
・解らずに過激になる

【思春期とは「問い」を求める】

※この時期の子供は、真面目に思っていることがある。
1.本質的に分かり合えるか
2.運命について
3.理想

●『本質的に分かり合えるか』
・本当の友達が欲しい。
・私たちは、人と本音で語り、通じ合うことが出来るのか?
・理解し合うことができるのか?
・意見の違うもの同士が、分かり合え、協力しあえるか?

例)電話で「うん、うん、そうそう、わかるわかる」としか言わない子供。
 友達を失いたくないから、相手に合わせる

例)中学校のダンス部で、けんかしながら、何でも言い合った仲間は、
 卒業しても仲のいい友達。

・まったく違う考えを持っても分かり合えると言うのを見せるのは、大人。
  誠実に話し、分かり合える。
・家族、夫婦が本質的に話し合うことをしているかどうか。
・「〜〜をパパには、言わないでおこう」=本当に話をしていない。
・本音を言い合いしても、協力し、やっていける。
・意見が違っても一緒にやれると認識する。

● 運命について
・本当にあるのか?
・かえられるのか?

●理想について
・実現することができるのか?

※シュタイナー教育では、必要なこと、求めていることを
するのが、教師の務め。
子供の脇にたって、答えを導いていく。

【シュタイナー学校では】
●7〜14歳(1〜8年生)低学年
●15〜16歳(9年生)ゲーテ(親は弁護士で豊かな家庭に育ったドイツの詩人)と、
           シラー(貧しい家に育つ)の堅い友情を授業で学ぶ。
・違う考えの人とも行動することができるとということを学ぶ。
・ゲーテの植物観察・自然の法則を発見。直感と観察
・シラーは自然の法則を学問的に補う。

●16〜17歳(高校1年生)
「ニューベルンのうた」という中世の騎士の話。
・ジークフリート という輝ける若者の話。
・ジークフリートは、神の力を持った若者。
 天真爛漫で、若さと神の力を持った。
・王様に仕えた大臣グンター意志の力を持った人。
 思慮深いけど、力はない。
・二人が戦い、グンターが勝つ。
・予言の女が現れ、グンターの死を予言。
・グンターはジークフリートの妻クリムヒルドに殺される。←運命

※教師が子供に問う「どちらが、これからの私に必要か考える→思考。
・ただ与えられたものを良しとするのは過ぎている。
・自分で考え、自分で行動する。

●17〜18歳(高校2年生)
「パルチェパル」中世の騎士の話
・お父さんは騎士で、どこかで死ぬ。
・お母さんは息子を騎士にしたくないと思い、森でひっそりと暮らす。
・森に数人の騎士が通りかかり、それを見た息子は騎士への道を進む。
・騎士道の掟 
 (あいさつ、女性を大切にすること、目上の人を大事にすること
  自分から声をかけてはいけない)
・王様に招かれたけど、規則を守って、口をきかない。
・だけど、王様は苦しそうにしていた。
・戻った息子は、精霊たちに、王様は苦しそうにしていたのに、
 話しかけなかったことを責める。
・掟に従うことだけが、良いことではない。
・規則を守るだけでは不十分。
・規則を守るだけでは良いというのは、×。
・人間らしく生きるために、人の助けになることをする。
・決まりを守れば、理想的か?
・法を守るだけではだめ、乗り越えることが必要。

●グリム童話=子供には必要。
・「悪い人には、悪いことが起こる」ということを
徹底的に教える必要がある。

例)昭和天皇の話
・ドイツの総理大臣とその夫人が来日。
・天皇と食事。
・天皇に、先に話しかけてはいけないというルールがある。
・天皇が話をせず、静かな食事が進む。
・夫人の方から掟を破り、
 「(天皇が書かれた)書物よかったですね」と話しかける。
・その食事会は、それをきっかけに大変楽しいものとなる。

●掟
・掟を守るだけがすべてではない。
・掟からも自由になる。
・自分の心から行動する。
・×「自分には関係ないから」
・×「義務が無いから」

●人間としてどう生きるか?

例)ゴミが落ちている。
・私のせいじゃない、関係ない、自分のじゃない。→×

・ゴミが落ちていたら、拾う。
・困っていた人がいたら助ける。
・私に関係ないことは、何一つ無い。
・子供は視野が狭い。
・地球の裏側でも関係ないわけではない。
・意見が違っても分かり合える。
・「無関心」から子供を解放する。

●18歳(高校3年生)ゲーテの「ファウスト」
・ファウスト博士は、この地上のすべてを自分の手に入れたい。
 全部解りたいと思っていた。
・堕天使メフィストフェレスと神が賭をする。
・ファウストが「神様など必要ない」と言ったら堕天使の勝ち。
・ファウストは50代、メフィストフェレスから力を得て
 若さを手に入れる。
・女性からもてる。
・ある一人の女性と出会い、信頼・慈しみ・愛を学ぶ。
・ファウストは今までを恥じる。
・彼女は死ぬ。

●今、情報ばかりで、頭に働きかけ、心には働かない。
●恋愛
・心を分かり合える。
・愛の力で、世界や視野が広げられる。
・異性の愛が世界の愛へと広がる。
・誰かを大事に思う。世界へその気持ちが伝わる。
・狭い意味での恋愛は、独占。欲求。

【私たちの課題】
・私たち自身の生き方。
・運命にどう取り組んでいるか?
・世界に視野を広げているか?
・大人が理想を持つか。
・理想をあきらめない人。
・挫折して、取り組んで、挫折、取り組む本。
 例)トロイの遺跡発掘の話。
・何かを成し遂げるとき、困難を乗り越えて欲しい。
・こんな困難を乗り越える私たちに楽しいことがたくさんある。
・本質的なことをする。
・本音を語り合い、手を繋ぎ、子供たちが困難を乗り越える。
※苦労して成し遂げることを取り組んでもらいたい。

【思春期を長引かせないために】

・思春期を遅らせて、悩みが多い思春期をあっという間に終わらせる。
・小学校はファンタジーの力を育てる。
・小学校時はグリム童話を読ませる。読んであげる。
・図鑑よりは、実物(虫や星、動物、植物等)。
・記憶力を育てると背が高くなる。
・今の日本人は、背が高くなっている。
・日本人は良い伝統を捨てている。
・日本人は本来、胴長短足。えらが張って、頑丈だった。

【Q&A】
・前回のQ&Aの続き
・漫画だけで、子供たちが育たない。
・漫画はおやつ。
・漫画ばかり読むと本が読めなくなり、想像力が育たない。
・小説は、文字ばかりで痛みを伴う。
(漫画のあとに読むと苦痛)
・子供に映画は必要ない。
・テレビは11歳以降。

Q3年生の女の子が選択する本がまんが本。
 図書館に置いている本も、漫画みたいな本がある。

Aママが必要な本を読んであげる。
 図書館へ意見する。

Q社会の事件、変質者について
「世界は善である」「すべての人は恵みをもたらす」と教えられない。

A人間の姿をした悪魔とか言ってはいけない。
(すべての人をまず疑うようになる)
悪いことをする人がいる。間違ったことをするときがある。
・そういう人がいたら、その人の天使に祈りなさいby大村ゆうこ
・信じて裏切られる覚悟が必要。
・人をみたら、泥棒と思えというより、
人を信じる力を失ったらむなしい。
・「悪い人」というと強い言い方になるので、「変な人」かもしれないという。

Qいやな友達と遊んでいる娘を見ていると心配。
嘘をつかれたとか、いやな気持ちになったとか言ってくる。

A世界は善だと言っても、意地悪な子がいる。
その子がどうしてそうなのか考える。
なにかストレスを持っている。
自分の親の前ではいい子で、我慢をしている。
困っている子。
意地悪をしないで済むのか?
※痛めつけられる人生でも、それがきっかけとなる。
・意地悪しない子、意地悪する子になる。
・見て見ぬふりも良い。
・助けた方がいいときもある。
・上手に気分転換出来る子ならいい。
・本当に困っていて、助けを必要としている時、
お母さんの出番。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。
長々とありがとうございました〜。m(_ _)m

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コメント

いつも、楽しくブログ見させてもらってます。
ありがとうございます。
とてもわかりやすくて、思春期の女の子を持つ姉にコピーしてあげたいと思います。
子育ては大変で親は苦労するってイメージがありましたが、そうじゃないんだなって思いました。
我が子と自分と楽しく向き合いたいですね。

なんてゆうか…
すごい子供達のことを考えました。

自分のことよりも。

光な気持ちを感じました☆

善、すばらしい。
善をナメてました。
(善に何ができるんだ。善に問題解決できるのか等)

※コメントがおそくなってすみませんsweat01 

virgoみっとんさんこんにちは!
お姉さんにコピーしてくださるとは、
ありがたいです。
少しでも助けになれば心から思います。
子育てはもちろん、大変なこともありますが、
楽しいこともいっぱいです。

シュタイナー教育、次回は「性」がテーマです。
まとめ上げたら、またブログにアップします。

お楽しみに〜。


basketball佑さん、こんにちは!
良い形で、家族の愛や、親子の愛、
男女の愛が、友達の愛、
いろんな愛が、すてきな形で、
世界に広がりますように・・・。

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